2006年09月15日

目黒のさんまを食べに行こう!

落語が好きだ。

理由は人間を改めて好きになるからなんです。

私は東京に住んでいますが町を歩いていたり車を運転すると、
「イラッ」とすることがよくあります。池袋の地下を歩いてて、

「くぅぃさまぁーっ(怒)なーんで俺様の目の前をかすめるような、ニアミス起こしそうな歩き方すんだ!」

なんてね。あんだけ人がいるんだから仕方ない話なのにさ。
結局のところ人間ができていないんですけど、ちっちゃな「イラッ」が
積み重なってとっても疲れます。心あたりないですか?

そんな時落語は「人間はそんなに捨てたもんじゃないよ」と語りかけてくれます。

目黒のさんまという一席を知ってますか?

生活に何不自由ない殿様が毎日「つまんねーなぁ」と暮らしていました。
今でいうならヒルズに住んで、ガヤルドに乗って、
使えないだけの現金を持ってるみたいな人だと想像してほしい。
この殿様ある日おもいたって白馬にまたがり目黒に鴨狩に出かけたのです。

家臣も大変です。
ガヤルドにのった大将のあとをビッツで追いかけてゴルフへ行ったようなものです。
「とのー  お待ちくだされー」

昼飯時になって家臣が「本日お昼の支度をしておりません。」

「なんだとー」と怒っても、当時の目黒は野原でした。

私が想像するに、目黒不動のあたりの山の上で、目前には目黒川、その先に五反田の低地。
その向こうに白金の台地があるってな感じでしょうか。

するとどこからか、いーにおいが。

近くの民家が焼いている”さんま”の香り。

結局分けてもらい。口にすると最高の味!これまで味わったことのないすばらしい味わい!
殿様は毎日白身の魚を口にしているので、もう虜になっちゃいました。

同行した家臣は自分がさんまを殿に食べさせたとあっては、お城に帰ってから自分の立場が危ない。

「殿、さんまの件は内緒ですぞ」と言い聞かせます。
「わかっておる、わかっておる」

しかし、それからというもの、寝てもさめても「あーっ さんまが食べたい」
口止めされているので、本心はなかなか言い出せません。

それからしばらくして、お殿様のリクエストで食事ができる機会に恵まれます。
食事担当の家臣は「殿、何をお召し上がりになりますか?」
殿は心のなかで親指立ててガッツポーズ。しかし、顔には出さず。

「さんまをもて」

「は?さんまにござりまするか?」

「そうじゃ”さんま”じゃ」


食事担当は困りました。青い魚を食べさせてこれまた何かあっては自分の立場が危ない。


最高のさんまを築地から取り寄せ、丁寧に骨を取り、じっくりあぶり、油を落とし、スカスカにした、
食べて危険のないようにしてさしだしました。

殿は変わり果てたさんまを見て、

「こ、これがさんまか?」

家臣は知らないと思っています。

「さんまにてございまする。」


殿はむしゃむしゃ食べ始めました。しかし、ご想像通りのひどい味。

そこで、一言、

「あーさんまは目黒に限る」


こんなお話です。


医学博士 米山公啓 氏の著書 「稼ぐ脳」を読みました。(秀和システム刊)

医学的に正しい脳の使い方を書いた本です。

やる気の出し方というくだりで、著者は

年収400万円の人が年収1000万円になることは、金額だけ見るとすごい事に思うが、
実際には1000万円になってもさほど生活が変わらないことが分かってくる。
自分が理想としていた生活を実現するには、年収一億円程度ないと不可能だと理解すると、
そこで金を稼ぐという動機はどうでもいいことになってしまい、仕事への意欲は一機に失われてしまう。

金を稼ぐために仕事をするというのは、目先の動機としてはいいかも知れないが、長期的に見て強い動機にはなりにくいのだ。


と説明してくれています。

そいじゃ究極の喜びって何だろう?氏は続けています。

”医師であれば患者さんからの感謝の言葉、レストランであれば「おいしかった」の一言。”


ちょーやる気でるーっ!


そして私が付け加えさせていただくなら、殿が恋焦がれた安くてうまい目黒のさんまも究極の喜びではないかな。
値段だけが価値を決めないもの。そんな目標で行きませんか?



posted by Hydro at 20:42| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月31日

お言葉ですが

自分を表現するプランを持つことは人生の幅を広げてくれると思います。

たとえば
身近な人と会話をすること。
メールを書くこと。
英語を話すこと。
プログラミングのコードを書くこと。
仕事の用件で電話をすること。
絵を描くこと。
お国言葉で話すこと。
音楽を奏でること。
表情があること。
意見を発表すること。

結構いろいろあるもんです。たくさんある人はうらやましいね、
得意とする表現方法があればあるほどストレスを感じなくて済むのです。
たとえ拒否られても、自分の言いたいこと自分のことは伝わるわけですから。

表現のプランって書きましたけれど、
自分を表現することでもっとも身近なのは
話をすること。

言葉ひとつで人間関係ずいぶん変わってくるのです。

私は常々、虎視眈々と、ボキャブラリーを増やそうとしています。

日本語にはぴったりの言葉ってのがあるものです。

たとえば、

大切な人の家に初めて招かれました。

その人は目上で大切な人、そんでもって気に入られたいとしましょう。

お庭がきれいです。どうやらその人も庭には相当思い入れがありそうです。

きれいなお庭ですねー、普通ならそういうでしょ?


そこで一発

”いい風情ですねー”

こういうほめ方、技ありです。


こいつやるなぁ、なんて思ってもらえること請け合い。

最近英語をネイティブ相手にやり直しをしてますが、

英語のボキャ増やすのと同時に、愛する祖国日本の言葉を再勉強してます。

大切にしたいものです。
posted by Hydro at 22:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月07日

忘れちゃうの前提でお付き合いしてくれますか?

どうして機械にまつわる事故が絶えないんだろう。
みなさんもそう思いませんか?

今回のあざみ野プール事件ではまた子供が犠牲となりました。
心よりご冥福をお祈りします。

ところで、
初めて流れるプールに入った人は、どうして流れるんだろう
と疑問に思ったんじゃないかな?

「へーどうなってんの、どうやって流れてるの?」なんてね
そんな素朴な疑問を持ったに違いありません。

おそらく、取り扱い説明もメーカーからユーザーに行われた
のだと想像します。

Maker「ここから水を取り込んで、圧縮してここから吐き出すんです」

User「はーなるほど。そういう理屈ですか。」

しかし、人間忘れちゃうんだよね時間が経つと。

「この柵ははずしてはなりませんよ、吸い込まれてしまいますからね」

きっとこんな説明があったはず。


忘れちゃうんですよ何もかも、人間てやつは。これは、
100パーの確立だと私は思う。

忘れちゃうことを前提に道具を作るべきなんだよね。

忘れたら、動かない。

忘れるだろうから、気がつくようにする。

だってね、

人間の魅力のひとつが忘れることにあるとも思えるのです。

「何年何月何日何時何分ごろ そうさ、あの日は晴れてたんだ。
あの日お前俺の足ふんずけただろ」

こんな男がいたら、おそらく生まれてこのかた彼女居ないでしょう。
魅力のかけらも無いんです。

忘れたり、間違えたりするから味があるんであって、

ご存知、「何時何分何曜日!地球が何回回ったとき?」

なんて、小学校低学年みたいな絡み方は、機械に任せればいいと
おもうのです。

そういうの得意ですから機械は。

ところで、

私の仲人は福島県のお坊さんで”日張上人(ニッチョウショウニン)”という方です。

とても尊敬しています。私はたまに調子にのると”ため口”になります。

そして、本人の前では言いませんが、私のつけたあだなは”ニッチョマン”

ニッチョマンによると、彼は高僧なので色々なところに顔を出すわけですが、

ある結婚披露宴でのこと、とあるかたが(じいちゃんで、酒も入っていた)
お祝いのスピーチをはじめました。


「エー本日は故 ○○×× の葬儀にご参列いただきましてありがとう
ございます。
 生前××君は、私と竹馬の友で.........。」

葬式と結婚披露宴のダブルヘッダーで間違えちゃってます、その人、
最後まで読みきったそうです。

場内は”ざわざわ”小声で「おい、止めたほうがいいんじゃねーか」
なんて、みんなささやきあってます。

読みきって最後に、

「あれー?まちがえちゃったぃ」と とうほぐ 訛りで気がつくと 
場内大爆笑となったそうです。

ニッチョマンも「人間間違えるからいいんだよ。」とニコニコ私に話して
くれました。

間違えちゃう、忘れちゃう。そんな素敵な人たちをヨシとして、機械や、
設備や、建築、などが

安全に発展してゆくといいなとおもうのです。
posted by Hydro at 17:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月29日

ヒルズに住みたいですか?

ブログを書いてみませんかと松永さんにすすめられた。
松永さんは私の会社の人事IT化を勧めてくれている担当者だ。
私より10歳程度年下だがとても勉強熱心な人でいつも感心する。
”社長の気持ちや考えていることを素直に書くんです。”
社内に向けたメッセージを送ることによって、求心力が期待できるとの
提案だ。
これまでネット上に自分の意見を書くなど、到底考えもつかないことであり
シャイな私にとっては、敷居をまたぐのが怖くも思えた。

しかし、思い出せば結構PCとの付き合いは長い。
私がDOS-Vマシンを手に入れたのは1993年ごろだった。
モデムは1.44kpsでHDDは80M Windows3.1
とても信じられないスペックのPCに、ExcelをFDでインストールしていた。
時代は変るものだ。
私がインターネットを知ったのは、1993年ごろとあるコンピュータ
展示会でカンファレンスで紹介されたのを見たのが最初だ。
およそ100人程度の聴衆が席に座り、壇上で当時珍しかったプロジェクタを使い、
ホワイトハウスのHPを見せてくれた。笑い話だが同行した田口氏と
”国際電話代、いくらかかるんだろうね”と話をしていた。
その聴衆の中には今やヒルズにお住まいの方も居たかも知れない。
残念ながら私はちょっと乗り遅れたみたいだ。

10人程度の社員を預かる社長としての考えをまとめることになった。
読み手にとって口語体がよいかとも思えたが、記念すべき1回目は
こんな感じで書いてみた。

20年間の経営を振り返りながら、明日どうするか、来年どうするか、
未来はどうなるのか、どんな生き方がよりよい生き方なのか、
模索するブログにしたいと思う。

ちょっと硬かったので、次回から柔らかめで行こうと考えるのでした。

posted by Hydro at 20:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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